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【後半は1年前のエントリーの再掲です】師走に改めて、スポ少と試合と、そして『勝つこと』について考えてみました。(長文失礼)

まだまだ新型インフルエンザは猛威を振るってます。

ただし、3年生の大会、こいのぼりリーグやわんぱくリーグはなんとか開催されており、我等が東鷲宮スポーツクラブの3年生チームも、その時元気な子どもたちと1-2年生のヘルプを借りて、これまたなんとか試合に参加しています。

1-3年生の混成チームということもあり、時に大敗するなど結果には恵まれておりませんが、夏以降、インフルエンザや天候の関係でなかなかまともに練習が出来ていない低学年チーム・・・
サッカーは小学生時代で終わるものではありませんので、ぜひ長い目で東鷲宮SCを応援して頂ければ幸いです。

我々コーチは、勝敗に対しては今の段階では責務は感じておりません。

ただし、子どもたちがサッカーという“遊び”を楽しく感じなくなったり、その一緒にやっている友だちを“大切な遊び仲間”と思わないような振る舞いをしたときには、責任を感じますし、最大限の努力をしたいと思いますので、今後も宜しくお願い致します。
試合でもできれば、何も言わずに子どもたちに考えさせる試合をさせたいのですが・・・なかなか難しいですね。

私などはときたま試合後、このある指導者のさんのブログをたまに見ては、反省しています(笑)
(このあたりなんか耳が痛いんですが、至極真っ当な分析ですね(汗!)以下一部引用しときます。詳しくはリンク先で!)
以下に、コントロールしすぎるコーチにありがちな行動パターンを挙げてみます。
1.指示は言えば選手に伝わる・・・チームスポーツ未経験者にありがちな誤解です。選手にしてみれば、プレーに集中しようとしているときの外野の声はまったく効果がありません。選手には雑音でしかないのです。
もちろん、ものすごい大声で怒鳴れば物理的には届くでしょうが、むしろ集中力を奪うことになり、逆効果でしかありません。
2.選手はむしろ(どうプレーすべきか)指示されたがっている・・・私はそんな選手にかつて出会ったことはないですが、もし仮にいたとして、それで選手の判断力が養われません。正しい指示を与えるからそれは選手のためになっていると正当化するコーチもいますが、犠牲にしているものも大きいと認識すべきです。
(引用終了)


さて、本来であればその試合結果や最近の試合に対する考え方などについて、更新をしないといけないのですが、最近若干時間が無くて・・・

そんなわけで大変申し訳ないのですが、去年の12月に記したエントリーを再掲させていただきます。

我々の考えが詰まっておりますのでぜひサイド読んで頂けますと幸いです。

【以下は昨年12月に書いた記事の再掲です】

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

さて話は変わるのですが・・・

いろんなお父さんたちや、他のサッカークラブでコーチを行っている友人たちとお酒を飲みながら話す機会が多くなってくるのもこの冬の時期です。

そんな時必ず話題に上がるのが、

「スポ少のクラブはもう少し公式戦の勝敗にこだわったほうがいいんじゃないか?」
「せっかく大会の試合に出ているんだから、勝ったほうがい。勝つ喜びを味わせたい。」
「勝てるサッカーをもっと追求するべきではないか?低学年と言えども勝ち癖は大事・・・」


などのスポ少と試合のあり方(特に公式戦について)だったりします。
(もちろんそればっかりではなく、話の90%以上の大部分は、子どもたちが楽しそうにサッカーをしていることに対する保護者・教育者としての喜び語りだったりもするのですが♪)

そのような議論の中では、まだまだ初心者コーチの私としては割と困ってしまうことがあります。
意外にまじめにも、帰宅してからも今後の指導方針に考えを巡らせたりします。

そんな時は、まずは自宅の本棚に向かうわけです。
そこにはスポ少に関わるようになってから購入した指導の技術書

●考える力を伸ばす!ジュニアサッカー練習メニュー200―島田 信幸 (監修)

●ジュニアサッカー―小学生の練習メニュー (単行本(ソフトカバー))   横浜マリノス (著)
そして
●キャプテン翼の必勝!サッカー (満点ゲットSPORTS)

なども並びますが、それ以前の指導・育成の考え方のベースとして、非常に感銘を受け、そして私が本当に少年サッカーに関わる皆さんにお勧めしたい本(以前ここでも紹介しましたが改めて)、

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)
(2008/01)
池上 正

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を・・・何度でも読むことにしています。

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

著者の池上正さんは、ジェフ市原・千葉ジュニア担当コーチ。
単に盲目的にサッカーの素晴らしさを説くのではなく、たまたま子どもが選んだ“サッカーという球技”を通じて、子どもたちを伸ばしていくならこんな気配りをしましょう!という本になっています。

タイトルにある「魔法」という言葉は決してサッカーが上手くなるための子どもにかける「魔法」ではなく、楽しくサッカーをする子どもたちを見る“おとなたち”が自らかけなくてはいけない魔法のようです。

そこにはいろいろな、“わたしたち”にとっての“驚き”と“戒め”が書かれています。

・南米やヨーロッパのどこの国でも、イングランドですら、小学生の全国大会は開催されていない。
・小学生年齢で11人制サッカーをしているのは、日本や韓国などアジアの国だけ。


(小学生年代の全国大会以前に、ブラジル・ドイツなどのサッカーの先進国では、そもそも11人制のサッカーをしていないらしいです。オランダでは4対4、イギリスでは7対7や8対8が中心だそうです。サッカーの基本中の基本は、トライアングル・・・つまり2方向へパスをだせる状況をつくること。少人数のサッカーで最も大切なことを体できちんと学ぶ・・・というのが理想の選手育成の在り方のようです)

・小学低学年のあいだは、ポジションはなし。高学年では、自分たちできめさせる。
・小学生のあいだ、試合は全員出場。


(低学年のあいだは、ポジションはなしにするのが望ましいそうです。こうすると、最初は必然のように団子サッカーとなります。でも池上さんは「この年代は団子サッカーでいい。」と言います。
「ポジションをきめると、ボールにさわれない子がでてくる。ポジションを役割分担と思いこみ、フォローに入らないようになってしまう。尚且つフォローが必要かどうかの判断もできなくなってしまう。」
加えてこう書かれています。
「団子サッカーをそのまま放っておくと、間違いなく「ぼく、ちょっと守るよ」という子がでてきます」
「実は、大人があれこれ言わなくてもいいようになっているのです」


また、全員出場に関しては、
「小学生のあいだは子どもたちを入れ替えて、全員出場できるようにして、上手い子だけを出場させたりしない。試合に出れない悔しさをバネに奮起するのは、中学生年代からでも充分間にあう。全員出場を実行するには、“上手な子だけをあつめて勝とう”という気持ちをコーチが捨てなければならない。」
と、ともすれば自分のための勝利至上主義になってしまいがちな我々“外野の観察者”には耳の痛いことが書かれていたりします。

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

こんな“意外なビックリ”がこれ以外にもたくさん、非常にわかりやすく書かれているのですが、上に書いたものはまだまだ『サッカーの技術習得に関すること』です。

私が指導やコーチングで迷った時、何度も参考にする、この本のメインは“子どもとスポーツ、そして指導者や保護者の関わりについて”の項です。

もちろんここにその全てを書くわけにはいきませんが、サッカーコーチとしての自分だけではなく、父親としての自分、そして一人の“オトナ”としての自分をつい見直してしまいそうな、含蓄のあることがたくさん、サッカーコーチングの実例とともに記されています。

たとえば・・・

敗戦したときの指導者の精神論だけの苦言。
「勝ちたいと思う気持ちが足りなかった」「相手のほうが、勝ちたいと思う気持ちが強かった」

さらに・・・

指導しようという思いだけが強くなり、具体的な改善が思い描けないにもかかわらずミスを指摘する。
「今日はミスばっかりしてたね」「どうしてそんなにミスしたの」

これらの敗戦理由は、
「間違いなく負けたことを子どものせいにしているということです」
と池上氏。

また、予定などが入ってしまい練習や試合を休む子どもについて、怒るコーチが意外に多いそうです。
家族ででかけた子どもに、「サッカーを最優先にしろ」と怒る。
「遊びを優先するんだったら、もう試合に出さないからな」と脅す。

もし、子どもが試合にでられなくなることを心配して旅行にでかけるのをやめたりするなら、「心配しなくてもいいから、いってきなよ」と言えることこそ正しい・・・と池上氏は記します。
「そうならないと、日本のスポーツは間違いなく発展しないと考えています」
という記述に、こういった余裕が指導する側には必ずなくてはならないんだ・・・と、サッカーだけじゃなく、親としても身が引き締まる思いだったりする私です。

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


最後に・・・公式戦での勝利について・・・。

池上氏はこう言います。

子どもが勝ち負けにこだわるのはともかく、大人がそうなるのは百害あって一利もない。
大人が勝利にこだわると、子どもを追い詰めはじめる。
指示をだし、ミスを責め、子どもが選択したプレーを否定し、罵倒しはじめる。
そうなると子ども自身でサッカーをすることはなくなる。
勝つことばかり考え、チームのなかに摩擦が起きる。上手な子は疲れ果てて、上手でない子はサッカーどころかスポーツ全般が嫌いになる。」

「よく考えてみてください。少年サッカーに『勝たないといけない試合』なんてあるのでしょうか」

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

先日の練習では3年生と戦った2年生たちは、同じチームに入ったコーチ(キーパーとバックを担当)の助けもあって、3?2で勝利することができました。
そのときの試合後の笑顔は今までのどの試合よりもピカピカで、そして嬉しさで子どもたちの鼻は膨らんで、表情には自信がみなぎっていました。
(試合前は、3年生と試合やるのは嫌だー!!とみんなでブーブー文句を垂れていましたが)

公式戦だ、練習試合だ、ミニゲームだ・・・とこだわっているのはもしかすると大人たちだけで、子どもには全部がサッカーで、全部の試合がワクワクでドキドキで、全てが楽しいものなのかも知れない・・・と思いました。

逆に言うと、この前のわんぱくリーグで負け続けたことなんて、いつまでも覚えているのはコーチの我々だけかもしれないですね。

サッカーって勝つための戦い方が存在すると言われます。もちろん低学年の試合でもあったりします。
でもそれを教えすぎるということは、子どもたちを「枠」にはめてしまうことになり、決め事でこどもたちを動かすことは、“創造性”を奪うことになりかねない・・・と考えています。

まだまだ力不足は毎日痛感していますが、それでも東鷲宮SCの低学年チームは
“今”より、中学、高校に行って通用する“技術”“ハート”が身につくよう指導していきたい・・・と思っています。

手を抜かずに地道に練習していると、子どもたちはジワジワっと、そしてあるときにメキメキとうまくなっていくそうです。

そんな教え方を理想に、子どもたちの成長を見守り、そしてまた、指導者として悩んで行くんだろうなーと思う、冬の月曜日でした。

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

なお、このエントリーを書くに当たって、いくつかのスポ少のHPやブログ、書評を参考にさせていただきました。
全国でいろいろ一生懸命考えるお父さんコーチやお母さんがいて、そしてスポーツ少年団は成り立っているんだな・・・と改めて思いました。

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